2018年5月20日日曜日

クラウドクレジットで投資することのメリット

ガイアの夜明けで紹介された影響で、急激に資金調達力を増したクラウドクレジット。
僕は現時点で85万円程入れていますが、償還されたものから順次引き出しています。
だってクラウドクレジットで投資するメリットなんてほとんどないんですもん。

メリット
・海外への分散投資ができる

デメリット
・リスクが高い
・金利がショボイ
・ほとんどのファンドは元利満期一括返済
・投資期間が長いものが多い

思いつく限りではメリットはひとつしか思い浮かびませんでした。
社会貢献?そんなものはソーシャルレンディングに求めてないのでどうでも良いです。
致命的なのはリスクとリターンが見合っていない点に尽きます。

まず、為替ヘッジのついているファンドについては5%弱まで利回りが下がっています。
これなら不動産担保のついている国内案件の方が絶対に良いです。
なぜ同じ利回りでわざわざ担保もなくてカントリーリスクも高い海外案件に投資しなければならないのでしょうか。

為替ヘッジのついていないファンドについては一見するとそれなりに利回りが高いように見えますが。
でも実質利回りはどうなんでしょう?
例えば、最も投資意義が分からない「ペルーマイクロファイナンス支援ファンド」ですが・・・
USD建て19か月で期待利回り2.5%です。
一方でアメリカ国債の利回りは2年物で2.5%弱で、ほぼ同じです。
つまりこのファンドのリスクプレミアムは限りなくゼロに近い。

同じように、USD建て24か月のニカラグア金融事業者ファンドも、表面利回りは5.1%ですが、上記のとおりリスクフリーレートである2.5%を差し引くとリスクプレミアムはたったの2.6%・・・
中米の治安もよろしくない新興国に投資するには全然足りないと感じます

さらに利回りが高くて人気のロシアルーブル建て13か月のマイクロローン事業者ファンドも、表面利回こそ8.8%ありますが、ロシア国債1年物の利回りは約6.5%なので、リスクプレミアムはわずか2.3%。
高金利通貨で表面利回りを高く見せているに過ぎません。
長期的に見て、高金利通貨の価値は下落するという常識がありますので、まったく美味しい案件ではないですね。
ちょっと前みたいに14%以上の表面利回があるのであれば話は別ですが、ここまで利回が下がっている以上、投資する価値があるかは甚だ疑問です。

2018年5月19日土曜日

司法書士報酬について思うこと

期末監査繁忙期真っただ中の4月29日、いよいよ土地の引渡しが完了しました。
僕は抵当権設定登記ごとき自分でできる自信があるのですが、オリックス銀行がどうしても提携先の司法書士にといって聞かないので、諦めてその司法書士にお願いすることになったのですが。

請求書を見てびっくりしました。
その司法書士事務所は杉並区で、対象となる土地は八王子です。
それなのに、日当10,000円、旅費・宿泊費15,000円!?
まったくふざけていますね。
これが社会通念上相当な金額なんでしょうか??
納得がいかないので先方に問い合わせの電話をしましたが、まったくお話になりませんでした。

僕:日当はともかく旅費はこんなにかかるわけがないですよね。実体のない旅費は払えませんので明細を出してもらえますか

先方:いや、旅費には移動にかかる手間賃等も入っていますので

僕:いやいや、それは日当って別掲して請求しているじゃないですか?

先方:それは、また別(立ち合いだったかなんだったか忘れましたが)のものですので・・・分けて書いてますけどトータルで見て下さい

僕:手間賃って高すぎじゃないですか?そんなの普通報酬に含めるんじゃないの?

先方:TATERUさんの場合、事務所で金額が決まっていますので・・・

僕:はい

このように、明細を出せといっているのに明細も出さず、実態のない経費を請求されました。
僕が働いている監査法人の旅費交通費は実費請求ですし、ましてや日当なんかクライアントに請求しないですけどね。
規模の小さい個人事務所だと、こういうところでセコセコ金をとらないとやっていけないということなのでしょうかね。